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#Shopify#カート移行#makeshop#EC構築

makeshopからShopifyへ移行するタイミングと手順——越境EC・アプリ拡張・デザイン自由度を手に入れる

2026-06-12
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  1. 01makeshopで伸ばしてきた。でも「このまま」でいいのか
  2. 02makeshopとShopifyの違いを整理する
  3. 03makeshopからShopifyへ移行できるデータの範囲
  4. 04移行の手順
  5. 05移行後に変わること——makeshopの課題がひとつずつ解消される
  6. 06さらにその先:ヘッドレスShopifyという選択
  7. 07よくある疑問にお答えします
  8. 08まとめ

makeshopで伸ばしてきた。でも「このまま」でいいのか

makeshopはGMOメイクショップ株式会社が提供する国産ECプラットフォームです。ポイント機能・会員管理・定期購入・複数配送先対応など、日本向けEC運営に必要な機能が最初から揃っており、安定した基盤として事業を成長させてきた方も多いはずです。

ただ、ある段階から、こんな課題を感じ始めてはいないでしょうか。

「海外のお客様にも販売したいが、多言語・多通貨への対応が難しい」「使いたいマーケティングツールがmakeshopに対応していない」「デザインをもっと自由に作り込みたいが、テンプレートの制約がある」「越境ECを本格化したいが、Shopifyの方が圧倒的に向いていると聞く」

makeshopが「国内向けECの安定運営」を得意とするプラットフォームである一方、グローバル展開・アプリエコシステム・ヘッドレス化の領域では、Shopifyとの差が明確に開いています。その直感は正しいです。


makeshopとShopifyの違いを整理する

デザイン・テーマ設計

makeshopはHTMLテンプレートの編集ができ、デザインの自由度は一定あります。ただし、テーマのベース構造に踏み込む変更や、ReactやNext.jsを使ったモダンなフロントエンド開発はプラットフォームの構造上難しい部分があります。商品ページ・コレクションページのレイアウト構造が固定されているため、「ブランドのUI設計を完全にコントロールしたい」という段階で壁が出てきます。

Shopifyではテーマのすべてのコードを直接編集でき、業態別の有料テーマも豊富に揃っています。セクション・ブロック構造によるノーコードのページ更新も可能で、マーケティングチームが開発者なしでLPやページを更新できる運用環境が作りやすくなります。越境ECとブランドサイトをまとめたシームレスなUXを実現したい場合は、Storefront APIを使ったヘッドレス構成も選択肢に入ります。

マーケティング・グローバルエコシステム

makeshopは国内向けのツール連携が中心で、グローバルで実証されたマーケティングスタックとの統合は限られています。メールマーケティング・広告アトリビューション・レビューマーケティングなど、EC成長に必要な施策の多くがShopifyのエコシステムを前提に設計されています。

ShopifyはKlaviyo(メール・SMS自動化)・Judge.me/Yotpo(レビュー)・Triple Whale(広告アトリビューション)・Rebuy(パーソナライズドリコメンド)など、D2Cブランドのマーケティングに必要なツールがすべてShopifyのAPIと深く統合されています。Meta・Google・TikTok広告とのコンバージョンAPI連携も、アプリ経由で正確に設定できます。ShopifyのMarketsを使えば、同一のマーケティングスタックで国内と海外を並行して展開することも可能です。

バックヤード・運用自動化

makeshopの受注・在庫管理は国内EC向けに整理されています。事業が成長し、複数倉庫・複数チャネル・越境ECを組み合わせた運用体制が必要になると、システムの拡張性で差が出てきます。

Shopifyには「Shopify Flow」というノーコード自動化ツールがあり、受注・在庫・顧客管理における複雑なルールをGUI上で設定できます。WMS連携・配送業者連携・商品の一括管理(Matrixify等)・Shopify POSによる実店舗との在庫同期が、同一プラットフォーム内で完結します。越境ECのオペレーション(関税設定・地域別の配送ルール・多通貨対応)もShopify Marketsで一元管理できます。

料金の詳細はShopify公式サイトでご確認ください。現在のmakeshopでのトータルコスト(プラン費用+決済手数料)と、Shopifyプラン費用+手数料+必要アプリの合計を並べた試算をおすすめします。

makeshopからShopifyへ移行できるデータの範囲

移行できるもの

商品情報(名称・価格・在庫・画像)、会員情報(メールアドレス・氏名・住所)、受注データ(参照用)、ブログ記事はCSVまたは手動で移行できます。

移行できないもの

ポイント残高はShopifyに直接引き継げません。Shopifyでポイント制度を継続する場合はSmile.ioなどのロイヤルティアプリへの切り替えが必要です。パスワードは暗号化のため移行不可で、会員に再設定を依頼します。テーマ・デザインはShopify用に再設計が必要です。送料設定もShopify側で一から設定し直しです。

ポイント残高の移行は「諦める」か「手動でアプリに付与する」かの二択です。移行のタイミングを「移行記念ポイント付与」などのキャンペーンに変えて、顧客体験を損なわない工夫をしている事業者もいます。

移行の手順

ステップ1:現状のデータをバックアップする

makeshopの管理画面から商品CSV・顧客CSV・受注履歴CSVをダウンロードします。商品画像も一括保存しておきます。Googleサーチコンソールで主要ページの検索順位も記録しておきましょう。

ステップ2:Shopify環境を構築する

Shopifyアカウントを作成し、トライアル期間中にストアの基本設定を進めます。Shopifyペイメントの審査、配送設定、税設定、通知メールのカスタマイズを完了させます。

ステップ3:CSVを変換してインポートする

makeshopのCSVフォーマットとShopifyのCSVフォーマットは異なります。Googleスプレッドシートで変換するか、Matrixifyなどの移行支援ツールを活用すると効率的です。バリエーション(サイズ・カラー)が多い場合は特に変換工数がかかるため、余裕あるスケジュールで進めましょう。

ステップ4:テーマとデザインを設定する

Shopifyのテーマを選定・カスタマイズします。makeshopのデザインをそのままShopifyに移植することはできないため、Shopifyのテーマをベースに自社ブランドに合わせて設定します。

ステップ5:ドメイン切り替えとリダイレクト設定

makeshopで使用していた独自ドメインをShopifyに向け替えます。makeshopで上位表示されていたページのURLが変わる場合は、ShopifyのURL Redirects機能で301リダイレクトを必ず設定し、SEO評価を引き継ぎます。


移行後に変わること——makeshopの課題がひとつずつ解消される

5ステップを経てShopifyに移行すると、makeshopで感じていた課題がどう変わるかを確認しておきましょう。

越境EC: makeshopの限定的な海外対応 → ShopifyのMarketsで多言語・多通貨・複数地域向け販売に標準対応。1つのストアで国内と海外を同時に運営できます。

アプリエコシステム: 国内向け中心のアプリ選択肢 → Shopify App Storeの8,000以上のアプリへ。グローバルで実証されたマーケティングツール・CRMツール・分析ツールを即日導入できます。

マーケティング: 国内中心のアプリ・連携ツール → Klaviyo・Judge.me等のグローバルスタンダードのマーケティングツールとネイティブ統合。越境ECと国内ECのマーケティングスタックを統一して運用できます。

デザイン自由度: HTMLテンプレートの範囲内でのカスタマイズ → Liquidテンプレートで全コードを編集可能。ブランドらしいUIを作り込む範囲が格段に広がります。

Shopifyの標準テーマ構成だけでも、makeshopで感じていた「海外に出られない」「アプリが使えない」という制約から解放されます。多くの事業者はこの段階で大きな変化を実感します。

そのうえで、「Shopifyのテーマという枠を超えて、フロントエンドを完全にゼロから設計したい」「越境ECに対応した高品質なブランド体験を作りたい」という段階になったとき、次の選択肢が浮かび上がります。


さらにその先:ヘッドレスShopifyという選択

Shopifyへの移行を機に、「ECサイトをブランドの世界観に完全に合わせて設計し直したい」とお考えではないでしょうか。

そこで検討したいのが、ヘッドレスShopifyという構成です。通常のShopifyはテーマがフロントエンドとバックエンドを兼ねていますが、ヘッドレス構成では在庫・注文・決済のバックエンドをShopifyに任せ、フロントエンド(UI/デザイン)をNext.jsなどで完全独自に実装します。

これによって実現できることがあります。テーマの制約を超えた完全オリジナルのデザイン表現、ページ表示速度の大幅な改善(Core Web Vitals対応)、越境ECとブランドサイトを統合したシームレスなUX、CMSとの柔軟な連携などです。

私たちのHAKOBは、このヘッドレスShopify構築に特化したサービスです。makeshopからShopifyへの移行と同時にデザインを一新したい場合や、越境EC対応の高品質なフロントエンドを構築したい場合は、ぜひご相談ください。

makeshopからの移行 → 標準Shopifyでの運用最適化 → ヘッドレス化という段階的なアプローチも可能です。どの段階から始めるかは、月商規模・ブランドのUI要件・開発体制によって変わります。現状をヒアリングした上でご提案します。

よくある疑問にお答えします

Q. makeshopで使っているポイント機能はShopifyで継続できますか? 直接の引き継ぎはできません。ShopifyではSmile.ioなどのロイヤルティアプリで代替します。既存のポイント残高は手動でアプリにインポートする対応が必要ですが、移行のタイミングでポイント制度の設計を見直す事業者も多くいます。

Q. 移行中もmakeshopのショップは営業できますか? はい、できます。Shopify側で準備を進めながら、makeshopのショップは通常通り運営できます。Shopifyの設定が完了してからドメインを切り替えるため、ダウンタイムはほぼゼロです。

Q. makeshopのHTMLカスタマイズはShopifyで活かせますか? 直接の移植はできませんが、HTMLやCSSの知識はShopifyのLiquidテンプレートで活きます。フロントエンドの基礎知識があればキャッチアップは比較的スムーズです。カスタマイズ量が多い場合は、移行と同時にデザインを整理する機会にするのが効率的です。

Q. 商品点数が多い場合の移行工数はどのくらいですか? 商品数500点未満であれば1〜2週間で完了するケースが多いです。1,000点を超える場合はMatrixifyなどの移行ツールの活用を検討してください。バリエーション(サイズ・カラー等)が多い商品ほど変換工数が増えます。


まとめ

makeshopは国内ECの安定運営プラットフォームとして、多くのブランドの成長を支えてきました。ただし、越境EC展開・グローバルなアプリエコシステムの活用・ヘッドレス化を本格的に目指す段階になれば、Shopifyへの移行が事業の次のステージへの合理的な選択です。

移行の成否を分けるのは「CSV変換の精度」と「リダイレクト設定の網羅性」の2点です。この2点を計画の中心に置き、余裕あるスケジュールで進めることをおすすめします。

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